黄色い豚@日立柏酒場裏(ライブドア・ブログ公開版)

https://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda からhttps://reywa.blog.fc2.com/ (2019年8月29日以降の私のメイン・ブログ)に移行したデータを用いて、更に、ここに移行しました。 データの由来(成り立ち)の詳細は、http://reywa.weblog.to/archives/5241451.html を ご覧下さい。 FC2ブログから毎月のバッチ処理で当ブログにデータ移行している故、FC2ブログで追記のある記事などは、こちらに反映されていない事が多々あります。ご注意下さい。

 小泉首相は、靖国参拝を政治公約の一つにして総裁選挙に打って出て、当選した。それまでは個人の問題として処理出来た問題を、政治の場に引き出し、論点にしてしまったのは小泉純一郎本人だ。でもって、何とか収拾しなければって事で沈静化を図る為「争点にはしない方がいい」などと言っているが、反省の言葉があっての路線転換ではない。小泉首相に外交戦略などと云うものが存在した例(ためし)が無かった事については、かつてこのブログ内の記事で書いた事がある(「小泉内閣に外交戦略なんて存在したか?」http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/22004890.html )。が、中国が国としてどんな国か?などと云う問題とは切り離してでも、戦争に参加した人、アジアに住み戦争に参加せずにその被害を受けた人、そして、日本の国民に、決して記憶から消し去れない迷惑をかけた、と云うその一点で、政治は現在の宗教法人 靖国神社と手を切るべきだ。

 靖国は今や、れっきとした宗教法人だ。靖国のA級戦犯合祀に問題があると感じたとしても、それを国家がどうこう言う事は出来ない問題だ。歴史的に言えば、靖国は日本と云う国家自体によって護持されて来たものであり、「靖国で会おう」との合い言葉で戦地に赴く国民がいた事、その痛みは忘れてはならない。が、だからと言って、戦前と同じ論理で靖国に参拝する事は出来ない。小泉首相の様に「戦争の惨禍を忘れず、二度と戦争を起こさない為に」と云う思い。それ自体は結構である。が、小泉は、これを政争の道具にした。私は許す気にはならない。

 宗教的に言えば、靖国のA級戦犯合祀の論理も理解出来ない論理ではない。死者の魂は一つになり、生前に罪が有ろうが無かろうが、全ては浄化されると言う。だから一度合祀された者を今更分祀する事は宗旨上、出来ない、と言う。この論理自体は理解出来る。一方、中東に端を発する宗教を例に挙げれば、ユダヤ教でもキリスト教でもイスラームでも、生前の罪によりハルマゲドンの日に天国に行くか、地獄に行くかを神の前で判断される、とする。このどちらが妥当か?などと論ずるのはバカげている。宗教論争、ましてや宗教戦争の愚を日本は犯してはならない。宗教観を全面に出して争うのはバカげている。
 歴史観で言えば、靖国神社は遊就館などを見れば戦争に対する反省が希薄であり、あたかも戦前と同じ論理を維持しているかに見えるのも事実である。そして、政治に利用されている。日本遺族会は靖国参拝を主張しているが、もはやこの団体自体が政治団体と見まがうばかりだ。役員には国会議員が名を連ねる(古賀誠は、遺族会の火消し役を果たして来たとの見方もあるが)。遺骨収集などの地道な活動に資金援助をしているのは事実だが、その活動の割合が何と小さい事か。戦争の惨禍を味わった者、そして、その子孫(明治時代の国家公認の家系図によれば、かつての天皇の子孫【女系だけどね。家系図自体は遠縁の戦前の華族に関するもの。皇族ではないので、れっきとした有権者だ。だから堂々と、政治上の主張をさせて貰う】である私も含む)には忘れる事の出来ない記憶となっている戦争に対する認識に問題があると言わざるを得ない。
 
 中国に言われたからではなく、歴史認識として、そして、国民と国民との間の外交の方向を確立するものとして、また何よりも政治の進むべき方向、目指すものは何か?と云うその一点を明確にするものとして、政治は靖国と手を切るべきだ。そして、これを政治上の主張とする事は意味のある事と考えている。

 中国に言われて靖国参拝を止めるのは間違いだと主張する国会議員諸君、同じ様に、中国に対する反発心を利用して靖国参拝を奨励するかの様な動きも、靖国参拝の最大問題が中国であるかの様な論理のすり替えも、止め給え。英霊が悲しむぞ(と言ってみる。英霊をダシにするとき、政治は解釈の問題に堕する)。

当ブログ内関連記事①:小泉首相の靖国参拝は違憲なのか?
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/13751855.html

当ブログ内関連記事②:今日の注目ニュース(15 Aug 2005)
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/8912499.html

追記:これは何かに対応しての意見であり、「my opinion」の方に入れようかと思いましたが、私の信念から出るものですので、敢えてこちらの「my statement」に格納する事としました。これが一番最初の記事になってしまうのかも知れませんが、こちらの書庫では、通常は、もっと原則的なものを格納する積もりでいます。


① 明日、阪神・淡路大震災(2005年1月17日)から11年目に当たります。その日に、ヒューザーの小嶋進社長の国会証人喚問が行われます。この日にしたのは、何かの意図があったのかな?それにしても、時間空き過ぎ。本日、1月15日のTVは小嶋社長の各局ごとの「単独インタビュー」で溢れていた様です。
 ヒューザーに関しては、こんな記事もありますね。

ヒューザー社員の大半退職 近く正式に営業停止へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060116-00000143-kyodo-soci

国土交通省が姉歯氏による耐震偽装を公表したのが2005年11月17日なので、2006年1月17日は、ここから2ヶ月にも当たります。

② センター試験の日は、なぜか雪の特異日みたいです。気象学上、「特異日」の定義に該当するのか?は不明ですが、私は勝手にそう信じています。今年、曜日の並びの関係でセンター試験は、1月中旬から1月下旬に移りました。さて、今年はどんな天候になるんでしょうか?今のところ、柏では、前日(金曜日)夜が雪、当日(1日目の土曜日)朝が雨、らしいですが。
 ちなみに、先週土曜日は、南岸低気圧の通過で各地で気温が上がり、大雨をもたらしたところも多かった様です。前日まで雪の無かった富士山(この時期雪の無いのは異例だそうです)も、予報通り、冠雪しました。さて、さて…週末は?


ライブドアを家宅捜索=NHK報じる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060116-00000109-rtp-biz

これに対して、

ライブドアに強制捜査との報道、ライブドアは「捜査が入った事実はない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060116-00000022-zdn_n-sci

との報道があります。ライブドアへの家宅捜索については、NHKは2006年1月16日17:00のニュース(大相撲中継で若干時間が後ろにずれた様ですが)でも18:00のニュースでも報じています。NHKの報道内容は(随時更新されるかも知れませんが)、NHKオンライン(NHKのHP)によると。

ライブドア 証取法違反で捜査
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/01/16/d20060116000129.html

ここでは、家宅捜査が入った時刻について「午後4時過ぎ」と書かれています。

 これらを総合して、どの報道にも大きな間違いがないとの前提で考えると、一番可能性のありそうなのが、NHKの記者がライブドアの前にいたか、地検内部からのリークを受けたか、してスクープとして16:00に報道。が、実際にはまだ家宅捜索には入っておらず、若干フライイング。この間の事情が、「捜査が入った事実はない」と云う事かと。
 その後、家宅捜索が入った…てな事情じゃないか?と思います。

 なお、令状に特別に記載していない限り、日没後や日の出前に家宅捜索に入る事は出来ません(一旦家宅捜索に入ったら、その作業中に日没を迎えようと構わない)。夜はプライベートの時間帯である、との歴史的な配慮・経緯のある(主に英米法上)文言です。

刑事訴訟法第116条 ① 日出前、日没後には、令状に夜間でも執行できることができる胸の記載がなければ、差押状または捜索状の執行のため、人の住居又は人の看守する邸宅、建造物若しくは船舶内に入ることはできない。
② 日没前に差押状又は捜索状の執行に着手したときは、日没後でも、その処分を継続することができる。

 私が気になるのは、証券取引法違反と報じられてるけど、被疑事実は何なのか?って事。明日のライブドアの株価下落は当然(ストップ安かな?ワクワクww)だけど、被疑事実が何なのか?が判らないと影響も判断出来ない。だから、どこが底値かの判断をする事も出来ず、参戦(買いでも、売りでも)する事も出来ん。
 1月18日の朝は電車が止まる事が予想されます。出来るだけ早く家を出る様にしましょう。…意味が判らない方もいると思うけど、これ以上書かない。


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