1年前の2018年9月19日には、

ヒガンバナが咲いてます@千葉県 柏市
https://reywa.blog.fc2.com/blog-entry-4981.html

と云う記事をUPしました。が、今年2019年は、それほどのヒガンバナ(彼岸花)を見掛けてはいません。そんな中、2019年9月19日の未明、白い彼岸花(シロヒガンバナ?)が、既に萎れる寸前の様な状態で咲いているのを見掛けました。夜の帳(とばり)に白く浮かび上がってました。白い花は、主に夜に活動する虫(蛾など)や鳥などに花粉を媒介して貰う花が多く、色の付いた花は昼に活動する虫(蝶や蜂など)に花粉を媒介して貰うものが多い、って、国立科学博物館 筑波実験植物園の展示で見た事がありますが、それを彷彿させるものでした。とは言え、これが彼岸花であるとすれば、日本には3倍体しか存在しないので、花粉を媒介して貰ったとしても、種は出来ないんですけどね(原産地は中国であり、そこには通常のものがあり、園芸種として導入されたものには、種が出来る。中国からヨーロッパに移入され、園芸種となったリゴリスも種が出来る)。

 その脇には、通常の彼岸花と思われるものの芽が出ていました。以前、私が観察した際には、芽が出て1週間以内には花が咲き、花の寿命は早くて3日程度、長くても1週間程度。彼岸花が長く見れているのは、群落の中で、萎れるものがあっても、後から咲き始めるものがあるから、ってな理由かららしい。

 今、芽が出ているものは早めの個体でしょうから、2019年9月下旬には、千葉県柏市では多くの場所で彼岸花の咲き始めを見る事になるでしょうし、2019年10月初めには彼岸花の開花の最盛期とも思われる状態になっているものと推測します。