TOHOシネマズには、マイレージ・サービスがあります。正式名称では、シネマイレージと呼ばれているものです。見た作品の上映時間数(実質分だったと思うが、予告編を含めた上映開始時刻から上映終了時刻までの時間数だったかも知れず、どちらだったのか、は未確認)を分で累積して、6,000ポイント分を「1ヶ月フリーパスポート」と交換出来る、ってものです。

 この「1ヶ月フリーパスポート」は、鑑賞する席をインターネットや館の自動受付機で選ぶ事が出来ず、必ず窓口を経由しなければならない、とか、上映回に関して、受け入れ席数に上限が設けられていて、ときに断られる可能性がある(後者は、2018年10月15日から制度変更になったもので、一昨年頃に発表されていた https://www.tohotheater.jp/news/cinemileage20181015.html )、とか、制約もあるものの、1ヶ月好きなだけ映画が見放題になるもので、こちらに時間さえあれば、結構使い手のあるものでした。
 それ故か、高齢者(TOHOシネマズでは、65歳以上であれば、通常日の映画であっても、常時1,100円だったか、1,200円だったかで鑑賞出来ます)がTOHO Conemasを選択する大きな理由になっていた様に思います。

 私も過去3回以上交換した事があり、少なくとも、うち2回は、見放題を堪能したものの、最後の交換は、時間に余裕のある時期に交換しようと思っているうちにマイレージのポイントの有効期限である年末を迎えてしまい、その期限の2018年12月31日に交換し、その日、2本鑑賞(うち、最終回に当たる1本は、疲れから寝入ってしまった)、その後、上手く時間を捻出出来ず、結局、その「1ヶ月フリーパスポート」の有効期限の2019年1月30日間近になって数本鑑賞しただけで終わってしまいました。せっかくの「1ヶ月フリーパスポート」を有効活用出来なかった、って思いが強く残ってしまっていました。

 そして…マイレージ・サービスであるシネマイレージの次の有効期限に当たる2019年12月31日のシネマイレージのポイントを確認している(「1ヶ月フリーパスポート」の応募ポイントには達していなかったものの、2,000ポイント超の残があり、抽選の応募などには当てる事が出来る)ときに、

https://hlo.tohotheater.jp/mypage_news/1fp.html

の通知を知りました。画面は、以下の通り。
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 要は、シネマイレージの「1ヶ月フリーパスポート」への交換を2019年12月31日を以て終了する。その後は、「1ヶ月フリーパスポート」ってものを無くしてしまう、って事です。消費者側にとっては嬉しいサービスであっても、経営側にとっては販売出来る筈の席を、むざむさ無料で見られてしまう、って云う悔しい制度だったのだろうと推測は出来るのですが…残念です。

 私は、55歳以上65歳未満のくくりに該当するので、イオンシネマならば、高齢者として常時、1,200円で鑑賞出来る(筈)ので、1日と14日だけ1,200円、月曜日だけ1,100円(auユーザ向け。「auマンデイ」)となるTOHO Cinemasよりは、イオン(docomoユーザ向けに「docomoチューズデイ」ってものがあるが、現在の私は該当せず)の方が使い勝手がいい、って事になってしまいます。なお、夜の最終回については、どちらも1,300円で鑑賞出来たとは思いますが。

 映画館では、様々な割引サービスがありはするのですが、特定の曜日だけに偏ったものでは、ただでさえ時間的制約の大きい映画館での鑑賞を、特定の曜日に誘導するものとなってしまい(消費者側から言えば、他の曜日での鑑賞を躊躇わせる要因となってしまい)、あんまり有効な施策では無い様にも思えます。まあ、私には、データがありませんので、マスの動きを証拠を以て語る事は出来ず、私の実感から来る判断でしかありませんが。