NHK朝ドラ「スカーレット」は、松嶋尚美が「見ていて、人生が変わった」などと云う感動の言葉を2020年2月20日01:00~TV東京系で放送された「きらきらアフロTM」で話していたが、私には、余りにも繊細な筋立てで、そうそう心n振幅をもたらす様なものではなかった。そうは言っても、2020年2月6~11日辺りの「好きな事を突き詰めた結果、大切なものを失った」って感懐は、私だって感動した。このスカーレットで、初めてって言っていい感動。しかも、このドラマのモデルとなった神山清子さんとは、全く異なる人生をドラマとして描き切ったのには、驚きもした。

 このドラマのモデルが神山清子さんである事は、タイトル・クレジットで「喜美子陶芸作品」として神山清子の名がクレジットされている事でも、明らか。
9dacb660.jpg

だから、ドラマの中で出て来る作品群は、模倣品なんかではなく、本物。しかも、神山清子さん、まだ、ご存命。神山清子さんの壮絶な人生に較べ、逆境ではあったにしても、比較的穏当で順風満帆にも見えるドラマって、どうなんだろう?って思った事もありました。でも、まあ、先述した様に、ドラマとしちゃ描き切ってるから、私がとやかく言う事でも無い。
 なお、神山さんの人生は、検索すれば直ぐに出て来るので、そちらを参照して下さい。

 でも…私にとっちや、神山さんは、陶芸家としてよりも、息子を白血病で失う過程で、日本骨髄バンクの設立にまで繋げて行った偉人伝中の人物。これを描かずに終わるなんて事は無いでしょう。ついでに言えば、夫は、弟子と不倫し、それ故に神山さんは離婚しています(神山姓は、夫方の姓で、結婚後のもの)。

 今週、スカーレットは、脚本家まで替えて、スピンオフの様な展開となっています(「スペシャル・サニーデイ」)が、これを終えれば、暫くは息子(ドラマ中では武志)が陶芸家として成長し、それなりに名を成す展開があるにせよ、2020年3月半ば~後半には、白血病の闘病や、同病の方々からの少々嫌な展開も描かざるを得ないのではないか、と想像します。
 スカーレットの始まる頃には想像も付かなかった事でしょうが、この時期、日本は、新型コロナウィルスに対する社会防衛の時期と重なって来ます。社会を元気づける事が出来るか、そこまでの事は無く、沈滞ムードに更に輪をかけるだけで終わるか…前者であればいいなあ、とだけ期待しておきます。

 私にとっちゃ、少なくとも花粉症との闘病が、既に始まっています。