訪問したものは、ほぼ漏れ無く列挙(と云っても、この月は2件だけの筈だが…)出来ている筈。が、「行く積もり」だったのにも関わらず、都合が付かず行けず終いで会期が終了してしまったものは、列挙から漏れているかも。

 2020年9月19~22日の連休に行く積もりでいたのにも関わらず、朝方、美術館などの開館時刻に合わせての出発予定時刻までのまでの合間に、宮部みゆき・作「ソロモンの偽証」Ⅱ~Ⅲの読みかけ部分を読み初めてしまい、そのまま時間を経過し、訪問に適した時刻に出発出来ずに、その日の訪問を「止めた」事が何度かあった。それで会期中に行けなくなったものも複数存在する。


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<凡例>

 表示の順序は、私の評価の高い順。但し、ツイデで見た同じ館もしくは近所での展覧会は、付属たる展覧会の評価に関わらず、主たるものに近い並びに置く事にする。

○=実際に見て来たもの(そのときの全精力を用いて鑑賞したと言えるもの)
●=実際に見て来たもの(一応全部を見たが、時間に追われ、説明の一部<外国語部分など>を端折ったり、疑問を残して先に進んだり、概略を鑑賞する事で先に進んだもの
▼=実際に見て来たが、時間の関係などで、展示作品の一部の鑑賞に留まったもの

 上の○のものに関して、

◎=行って来た結果、「行って良かった」と感じたもの
■=行って来たが、金銭と時間の支出に見合うものではないと感じたもの

 月初時点で使用を開始していた「ぐるっとパス」は無い。購入在庫も無く、使用を開始するには、新規購入するしかない。新規購入には、中目黒の金券屋(通常、店頭在庫は1セット)が好都合なのだが、スケジュール上、上手く組み込めるだろうか?

文字色を青としたものは、本当に素晴らしく、2020年のベスト10候補として考えられるもの。
文字色を水色としたものは、上記の青色レベルと同等のものと考えるが、様々な理由により、私の心を「動かす」にまでは至らなかったもの。
文字色を緑色としたものは、ベスト10とかの評価付けと関係無く、素晴らしいと感じ、他人様にも勧めたいと思ったもの。

この文字色のものは、見に行く価値が無いと思ってしまったもの。


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2日間、鑑賞料としての支出 3,300円。


ロンドン・ナショナル・ギャラリー展@国立西洋美術館
 https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2020london_gallery.html
 会期:2020年6月18日~2020年10月18日(09:30~17:30。金土は~21:00。月曜日休館) 1,700円
鑑賞時間 約5時間15分(トイレ休憩1回)。土曜日(2020年9月26日)を選んだので、夜間開館で~21:00の開館であり、ゆっくりと鑑賞した。60作品の展示なので、平均すると、1作品5分間ほどを掛けて
鑑賞していた計算になる。12:00~の入場回(これ以前の入場回は埋まっていた)で12:00前には並んでいたが、入場に7分ほど掛かった計算。ずっとマスク着用で見ていたが、中にごく少数(私が気付いたのは2名のみ)だが、マスクを着用してない客(会話がうるさいから見たら、マスクをしていなかった)や、マスクを外している客がいて、少し不快な気分にもなった。
 2019年の段階から、2020年で一番期待していた展覧会。


●常設展@国立西洋美術館
 (開館時間帯は、上記に同じ) 上記チケットで入場
…上記企画展の後、少し休憩し、続けて入場。が、疲れ切っていて、記憶が曖昧な作品(見ていない感じがした作品)を中心に、45分ほど散歩し、退館時刻の結構前(19:00前)に退館した。19:00台には上野発の始発に座っていた。

×内藤コレクション展Ⅲ「写本彩飾の精華 天に捧ぐ歌、神の理」@国立西洋美術館(新館 版画素描展示室)
 https://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2020manuscript3.html
 会期:2020年9月8日~2020年10月18日(開館時間帯は、上記に同じ) 上記チケットで入場
…常設展を見る前に、こちらへ先ず寄ったのだが、疲れ切っていた事と、私の興味からは少し外れる事から、鑑賞を断念。最初の挨拶だけは読んで、さらっと全体を見たが、それだけで10分ほど掛かってしまった。が、それだけの事。鑑賞したとは言えない。



The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション@東京都美術館
https://www.tobikan.jp/exhibition/2020_ukiyoe.html
×前期:2020年7月23日~2020年8月23日(09:30~12:30。月曜日休館)
○後期:2020年8月25日~2020年9月22日(同上) 同上
…日時指定入場制となっていたので「自分の都合のいい日に、当日指定処理をすればいいや」と行くのが遅れていたのだが、気が付いて確認したら、もう会期末間際の平日か、土日祝日では最後の連休しか空いていなかった。2020年9月19日12:10~の入場回で入場。
 鑑賞時間 4時間半(12:15~16:55。トイレ休憩2回を各5分で計算しマイナス)。11:30頃に同館に到着し、ホールで宮部みゆき「ソロモンの偽証」を読んで過ごし、入場会到来を待った。12:10前には入場行列に並んでいたが、入場するのに5分掛かった。鑑賞中は、ずっとマスク着用。見ているうちに、金土は~21:00の夜間開館である様に錯覚してゆっくり見ていたのだが、コロナの所為で~17:30だったのを思い出し、2Fの展示は多少焦りながら見ていた。各階での、おおよその鑑賞時間は、B1F 1時間半、1F 2時間、2F 1時間。
 浮世絵の歴史の展示としては、かつて千葉市美術館で何回か開催された編年展示での浮世絵展(特記したい、所蔵作品だけで構成されたと記憶している1展があるのだが、千葉市美術館のHPから過去の展覧会のページが消えているので確認出来ない)での方が優れていると感じた。例えば、鳥居清倍などでの瓢箪足蚯蚓描についての解説パネルに対応する作品は、描写の特徴からの最適なものではなく、保存状態のよい良品の方が選ばれていた(前期は、最適な方が出ていたのかも知れないが)、など。しかし、今回の展覧会は、国内3館(日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団、太田記念美術館)からの良品を集めたもの故、中には信じられないほど保存状態の良いものがあった。特記したいのは、cat.no.137 勝川春英「五代目市川團十郎の浅間佐左衛門、四代目岩井半四郎の久松」(日本浮世絵博物館蔵)だったと思うが、紫の色が綺麗に残っていた事。現在、ここまで紫の色が残っている作品を見る事は少ないと感じる。紫の色が何から造られているのか知らない(ムラサキガイ?)が、多くの作品では退色している。Cat.no.203 喜多川歌麿「山姥と金太郎」(だったと記憶。平木浮世絵財団蔵)もよく見る作品ではあるが、ここまで鮮明なものは初めて見た気がする。
 よく調べずに行ってしまったのだが、前期と後期では、ほぼ展示作品が入れ替わっていた様なので、前期に行けなかったのは残念。


×生誕260年記念北斎の肉筆画 ―版画・春画の名作とともに―@岡田美術館
 https://www.okada-museum.com/exhibition/archives/2019_26.html
 会期:2020年4月5日~2020年9月27日(09:00~17:00。会期中無休) 2,800円
…会期は結構長かった筈なのだが、コロナ禍の中、遠出が少なくなっていた事もあり、億劫が募り、結局行かず終いになってしまった。会期末の2020年9月の事を言えば、2020年9月20~22日の連休は、上述、宮部みゆき「ソロモンの偽証」を読んでいて駄目になり(スケジュールを意識して、読むのを中断するって事が出来ない、自制心の弱さの現れとも言える)、会期最終日は、前日の国立西洋美術館での鑑賞での疲れが抜け切らず、箱根まで(車で)行く気が起きなかった。


×特別企画 和巧絶佳展令和時代の超工芸@パナソニック汐留美術館
 https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/20/200718/
 会期:2020年7月17日~2020年9月22日(10:00~18:00。水曜日休館) 1,000円(「ぐるっとパス」で追加支出無しでの入場可能。ウェブ上に100円割引券あり)
…2020年9月20~22日の連休に行こうと考えていたが、朝方、宮部みゆき「ソロモンの偽証」を読んでいて、出遅れてしまった。


×真珠―海からの贈りもの@渋谷区立松濤美術館
 https://shoto-museum.jp/exhibitions/188pearls/
 会期:2020年6月2日~2020年9月22日(10:00~8:00。月曜日休館) 1.000円(「ぐるっとパス」で追加支出無しでの入場可能)
…同上


なお、すみだ北斎美術館での私の年間パスポートの有効期限が~2020年9月24日(コロナでの臨時休館による延長措置済みでの日付)だったのだが、同上の理由で行けなかったので、もし「新収蔵品展 ― 学芸員が選んだおすすめ50 ―」に行くにしても、追加料金1,000円が必要となった。