黄色い豚@日立柏酒場裏(ライブドア・ブログ公開版)

https://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda からhttps://reywa.blog.fc2.com/ (2019年8月29日以降の私のメイン・ブログ)に移行したデータを用いて、更に、ここに移行しました。 データの由来(成り立ち)の詳細は、http://reywa.weblog.to/archives/5241451.html を ご覧下さい。 FC2ブログから毎月のバッチ処理で当ブログにデータ移行している故、FC2ブログで追記のある記事などは、こちらに反映されていない事が多々あります。ご注意下さい。

カテゴリ: 茨城県

 ここでは、2018年1月下旬の筑波実験植物園で咲いていた季節を代表する様な植物などを、案内ガイドに沿ってご紹介。

 先ずは、案内ガイド。
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この記事の画像は、カーソルを合わせた際に右下に表示される+マークをクリックすると、別ウィンドウで大きく表示されます。画像自体にカーソルを合わせてクリックしただけでは、同じ大きさで別ウィンドウが開くだけなので、注意。

 でもって、その野外編(上半分)の上位から。

 シナマンサク。
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シナマンサクについては、https://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/62113601.html でUPした事があります(2013年3月初旬、茨城県フラワーパーク)。

 梅、咲き始め。
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ピントの甘い画像で、スマソ。

 福寿海については、https://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/64883892.html でUPしました。

 ソシンロウバイ(素心蝋梅)。
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蝋梅って、2012年の正月に、「房総のむら」へ行ったときにも咲いていた(https://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/61233421.html )ものであって、1月となれば咲いていても何の不思議もありません。現に、筑波実験植物園の「みごろの植物」(一番上の画像のもの)の前号である2017年12月22日号にも、見頃第3位として掲載されています。

 これは、ハナユ。
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 こっちもハナユの様に思い込んでいましたが、どうも温州蜜柑みたい(笑)。
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蜜柑類は放っておくと、国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑なんかだと、鳥に食われて、皮だけになっちゃいます。

 で、最後に、ガイドにもあった、Hellebosrus foetidus(学名)。クリスマスローズに含まれるものだそうな。福寿草、福寿海と同じキンポウゲ科に属する植物なんだそうです。
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 先日(2018年1月下旬)、企画展「植物園の動物たち」を見る為、国立科学博物館の筑波実験植物園を訪れました。企画展自体は、私の見る限り、本館1Fを使うだけのパネルと標本による展示が主のもの(一部、アズマモグラ1匹が生体展示)で、あんまり楽しめはしませんでしたが、久しぶりに訪問した(前回の訪問は、2017年11月の「つくば蘭展」の訪問)事もあり、植物の様相も様変わりしていて、そちらでは大いに楽しめました。

 でもって、その際の訪問記を…と行きたいところですが、これをまとめるのも、結構膨大で、難儀な事。ですので、少しずつUPして行く事にします。そうすれば、特記する事が無い日にも記事をUP出来るかも知れず、であれば、変化があるのか無いのか分からない(ヤフー・ブログでファン登録している方には、通知が届きますが)当ブログに訪問される方への、少しばかりの慰労になるかと(…m(_ _)m)。

 先ずは、福寿海(フクジュカイ)から。

 結構マニアックな花です。江戸時代に武士階級に人気のあった園芸植物。江戸時代は、家を主体として管理された武士階級が社会を支配した時代だった訳で、養子縁組などを通じて農民出身でも武士になる人間はいたのですが、家は武士なら武士として維持されて行きました。そんな中、通婚の範囲も制限され(将軍などは、選び放題だった様ですが…)、武家なら武家の顔立ち、公家なら公家の顔立ち、ってものが、骨格などから判別出来るほどに成立して行きました(つまり、江戸時代の人骨は骨格を見ただけで、武士か公家か農民か、の範囲でなら判別出来る場合もあるのですw)。園芸植物の嗜好も然りで、朝顔などは庶民(中・下層町民)も楽しめるものでしたが、武家に特有の嗜好としては、福寿草(フクジュソウ)、万年青(オモト)、花菖蒲(中には、カキツバタ、アヤメなども)などが挙げられます。これらは、武士に特有で、庶民などには広まらなかった嗜好。でもって、福寿草と並んで、と言うか、更にマニアックに文人指向の方々に愛されたのが、今回、取り上げる、福寿海(フクジュカイ)。

 私は、文人画などで見た事はあったものの、実物を見たのは、今回が初めて。筑波実験植物園では、こんな様子でした。
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上の2つの画像は、恐らく同じ個体を撮影したものですね。

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この個体の様子は、絵で見るものとそっくり。けれど、検索してみると、http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/2010/02/post-39.html の様に満開に咲く様子も見られるそうです(撮影時期は、2010年1月、於、筑波実験植物園の由)。もう少しすれば、もしくは既に、筑波実験植物園では、こんな様子が見られるのかも知れません。確かに、こんな満開の様子を描いた絵もあれども、どちらかと言えば、開き始めの姿の方が、よく描かれている様にも思います。
 でも、もしかしたら、福寿海は、カタクリの様に、気温で花が開閉するのかも知れず、そうすると、この日の気温が低かったので、花が開き切っていなかっただけなのかも知れません(継続観察していないので、どちらとも断定出来ません)。

 福寿草は、まだしも草らしい趣があるのですが、福寿海となると、異様な茎からいきなり花が咲いている様な感があり、見慣れていない人間には、異様にも感じられるものと思います(私が、絵で最初に見た感想から)。福寿海って標準和名になっているそうですが、もしかしたら、福寿茎(標準的な音を採ったら、フクジュケイでしょうか)からの転訛かとも思ってしまいます。
 福寿草については、当ブログに、茨城県フラワーパークでの観察記があります(2013年3月 https://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/62113591.html )。記事にはしていない様ですが、福寿草は花が終わってからも葉っぱが伸び続け、かなり大きな(直径30cm、高さ20~30mほどはあろうかと云うほどの)植物となります。この福寿海も、これからも伸び続けるのか、どうか…。

 筑波実験植物園では、時季の問題かも知れませんが、群落と言うほどの集団を作る事も無く、ポツポツと個体があるだけ。でも、この日配布されていた、筑波実験植物園の「みごろの植物」屋外篇(第773号、2018年1月26日号)では、屋外の見頃第3位に挙げられていました。満開の様子も実際に見てみたいものだとは思いました。
 ちなみに、この日配布されていた、このリーフレットの屋外篇で挙げられていた10の「見頃」のうち、私が確認出来たのは、僅かに6つのみ(3つは、個体の在処さえ分からず、残り1種のハンノキに至っては、個体は分かっても、どれが花序か判別出来ず…)。

 フクジュカイ(福寿海)とは、聞き馴れない名前ですが、ミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草。陸奥福寿草と書きますが、wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/フクジュソウ属 に拠ると、分布域は本州と九州であり、東北地方ではない様です。ホントに??)と福寿草の雑種(3倍体)で、種子が出来ないんだそうです。
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Adonisとはフクジュソウ属の学名(もともとは、ギリシア神話に登場する、アフロディーテに愛された美少年に由来する名。フェニキアの王キニュラースとその王女であるミュラーの息子も同名。wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/アドーニス によると、セム語起源で、非ギリシア系の神話がギリシアに移入された名らしい。このギリシア神話でのAdonisは、猪<イノシシ>に襲われ、最期を迎えた事から、福寿草の花言葉には、「幸せを招く」「永遠の幸福」と並んで、「悲しき思い出」ってものが入ってるんだそうです)。

 なお、この日の筑波実験植物園の福寿海は、花だけではなく、芽が出たばかりの様子も見えました。この記事の画像の多くは、無駄に大きなサイズ(解像度)でUPしてあります。画像にカーソルを合わせると右下に表示される+マークをクリックすると、別ウィンドウでUPしたサイズの画像が表示されます(画像自体をクリックすると、別ウィンドウは表示されるものの、サイズは変わりません)。そうやってみると、左の花の内部の蕊(しべ)の様子が見えます。右の芽は、左の花と同時期なのに、まだ芽のまま。
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 画像のサイズが小さい(トリミングして行った結果)のですが、蕊の様子が分かる別の画像。周囲の葉っぱの様子から、同じ個体を写しているものと考えられます。



 他の芽。
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 もう少し伸びた芽。蕾も認められます。
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 右側には芽2個体、左側には蕾。
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同じ日であっても、1月下旬だと、これだけの各段階の個体があり、観察出来る訳です。さて、福寿海の花って、どれくらいの間、咲き続けるのでしょうか?

<追記>

 2018年2月18日、同じ筑波実験植物園に行って来ました。

 真ん丸に咲いたフクジュカイ。
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 葉っぱが萼の下に出ていました。
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 国営ひたち海浜公園で2017年8月17日~2017年8月27日に行われていた、「コキア ライトアップ」に行って来ました。ウェブを見る限りでは、2013年から実施されていたものの様です(http://blog.ibarakiguide.jp/placeblog/4247.html で、2015年が「3回目」と記載されている)が、私は今年2017年になって知ったもの(確か茨城新聞のウェブ記事にて)。
 知ってはいたものの、スケジュール上の都合から、2017年8月26日、那珂川町馬頭広重美術館(栃木県 那珂川町)に行った帰りに寄ったものです。那珂川町馬頭広重美術館から(実際は、「道の駅ばとう」から)は、一般道(主に国道293号線)を通り車で約2時間の道のりでした。

 17:30頃、現地到着。緑色のコキアも見てみたかった事もあり、日没前には到着したいと思っていたので、まあ許容範囲。全ての通路から緑色のコキアを眺める事が出来た訳ではありませんが、過去にコキアの紅葉を見ている(https://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/58700714.html )ので、私としては、まあ良しとします。

 緑色のコキアの丘。
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この記事の画像は、大きなサイズのままでUPしていますので、画像にカーソルを合わせると表示される、右下の+マークをクリックすると、別ウィンドウで大きく表示されます。+マーク以外の画像の領域をクリックすると、別ウィンドウは開きますが、記事の画像と同じ大きさにしかならないので、ご注意下さい。

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 You Tubeなどに上がっている動画を見る限り、人出の少ない日もあった様ですが、この日は、ライトアップ最後の土曜日(多くの小中高校生にとっても、夏休み最後の土曜日でしょう)と云う事もあってか、結構な人出でした。ひたち海浜公園では、17:00に一旦閉園し、人が残っていない事を確認して、夜間ライトアップ用に立ち入り禁止看板を設けるなどした後、再度、夜間ライトアップ用に入園させるのですが、昼間入場していた人も夜間、再度入場出来る(夜間は西側駐車場だけを使用するのですが、駐車場の移動も追加料金無しで可能)ので、この日の入場者のほとんどが、この時間、限定した場所に集められる様な格好になっている事も大きいのだと思います。
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この領域は、丘に登って行く最初の通路になるところで、この領域だけは、係員が一方通行を指示していました。まあ、まだライトアップが始まっていない、この時間帯では、多くの人が立ち止まってしまっていますけどね。

 ライトアップでは、基本的に3~5分程度のショー・プログラム(4種)では、コキア(ホウキグサ)に照明で色を乗せ、それを曲に乗せ様々に変化させます。10分間隔でショーが開始されますが、ショーの終わりから次のプログラム開始までは、休憩時間として、白色の照明で照らされています。

 ライトアップが始まるのは、18:00。私のデジカメの時刻表示は、1時間ほど狂っていた様ですが、ライトアップ開始後も、暫くは、空は明るいまま。

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日が暮れて行くにつれ、見え方は違って来ます。
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 場所を変えて。
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 こんな単色だけではなく、区域などによって色んな色が見える場面もあったのですが、私がシャッターを押したのが、単色のときが多かった様です。これは、別ウィンドウで拡大して見て貰うと判りますが、色んな色が写ったもの。
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 コキアのライトアップの領域の中からでは、全体的な意図が分かり辛かったのですが、ちょっと外から見た方が、各プログラム(4種ありました)の意図が分かり易かった様な気がします。
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You TubeなどにUPされている動画(「ひたち海浜公園 コキア ライトアップ」で検索すればOK)も、こうした外部から撮ったものが多くあります。
 ライトアップ終了後にUPされた、公式の空撮動画は、 https://www.youtube.com/watch?v=TAiO8nEW5zI 。これ、いつ撮影したんでしょうか?

 なお、日没前に通ったときには判らなかったのですが、西池脇の「テラスハウス」で、「『愛子ばあちゃん』のひょうたんランプ」の展示がありました。根元愛子さんの作品だそうです。
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http://blog.ibarakiguide.jp/placeblog/4247.html によると、2015年のときは、古民家隠居座で開催されていた様ですが、私は、そちらの中は見ていませんので、今年2017年も、そちらでも開催されていたのか、どうか、は知りません。20:50過ぎのテラスハウスでは、帰りの人たちが入場していたのですが、熱気で室内が暑く(冷房は、最初から作動していなかったのか、閉園間際で切っていたのか、知りませんが、冷房が効いてはいませんでした)、中高年には耐え難いものだったみたい(熱気で「堪らん」と出て来るのは中高年、若者は結構中に留まっていました)。

 通常のライトアップ・プログラムは、3~5分間ほどのプログラム4種を休憩約5分を挟み、18:00から10分間間隔で繰り返しています。が、最後のプログラムでは、21:00から休憩無しで4種を連続して実施し、21:15頃には終了する様です。最後まで待っていると、駐車場が混雑するだろうと考え、私は21:00前後には駐車場を後にしていました(ライトアップ区域を後にしたのは、20:50前)。

 さしま郷土館ミューズ(坂東市立猿島郷土資料館)や、ミュージアムパーク茨城県自然博物館の企画展などの記事は、省きます。

<旧・岩井市区域>

サークルが浮かび信号機が付いてるのは新宿だけじゃない。
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/61375530.html
(2012年3月16日UP)


レンゲ@茨城県 坂東市
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/62995293.html
(2014年5月5日UP)


七郷中川 ひまわりの郷@茨城県坂東市 ~ その①
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/54435616.html
(2008年8月13日UP)

七郷中川 ひまわりの郷@茨城県坂東市 ~ その②
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/54435831.html
(2008年8月13日UP)


<ミュージアムパーク茨城県自然博物館(旧・岩井市区域)>

【単なる感想】ミュージアムパーク茨城県自然博物館(含、年間パスポート)
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/62982845.html
(2014年4月30日UP)

本日2013年5月4日は、上野動物園、多摩動物公園、ミュージアムパーク茨城県自然博物館 入場無料の日!
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/62240588.html
(2014年5月4日UP)

5月18日は、国際博物館デー。
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/63012014.html
(2014年5月13日UP)


<旧・猿島町区域>

さしま郷土館ミューズ(坂東市立猿島郷土資料館)・坂東市立猿島図書館の展覧会(川瀬巴水展など)に行った事はあるが、独立記事無し。


 こんな事言われても、行けない人は多いとは思うんですが…

 ミュージアムパーク茨城県自然博物館は、毎年6月5日は、「環境の日」ゆえに無料となります(http://www.nat.pref.ibaraki.jp/information/index.html )。

 行った事の無い方は、参考までに行ってみても、いいかも。2014年6月5日の天気は、今のところ、あいにくの雨の予報ですけど。


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