以下の記事は、13 Sep 2005現在の状況まで、更新をしています。

参院で郵政民営化法案に反対もしくは棄権をした議員のうち、与党(自民党+公明党)が過半数を獲得した場合の仮定の話としてだが、「民意を尊重する」として郵政民営化法案に賛成する意思(修正を条件とする場合も含む)を表明した者の一覧です。

次回改選年/氏名/(派閥・反対、棄権の別)/【転向表明のソース】

07鴻池祥肇(無派閥・反対)【http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050909-00000011-jij-pol
10二之湯智(無派閥・反対)【朝日新聞2005年9月11日付朝刊第3面】
10水落敏栄(堀内派・棄権)【朝日新聞2005年9月11日付朝刊第3面】

以上が、衆院選前に意向を表明した者の一覧。3名でしかありません。
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以下は、衆院選の結果が明らかになった後の転向表明者。

07真鍋賢二(旧堀内派・反対)【朝日新聞2005年9月12日付夕刊第2面。これ以前に転向を表明していたとされる】
07田浦直(旧堀内派・反対)【同上】
…旧堀内派の会長・堀内光雄氏は衆院で反対に回り、自民党候補を相手に当選(除名の方向)。これ以外の旧堀内派の反対派は、田中直紀氏のみ。

07荒井正吾(旧堀内派・欠棄)【朝日新聞2005年9月12日付夕刊第2面】
07松山政司(旧堀内派・欠棄)【同上】
07大仁田厚(旧堀内派・欠棄)【同上】
10水落敏栄 (旧堀内派・欠棄)【同上】
…これは、旧堀内派の欠席・棄権議員の全て。結果、旧堀内派は、田中直紀氏を除き、全て今回賛成に回る見込み。新聞報道だと「与党過半数を超えれば賛成する」と選挙前から一致していた、と話したそうだが、それを選挙後に表明するなど、どこまでも卑怯な面々。

10山内俊夫(山崎派・欠棄)…山崎派唯一の郵政民営化造反議員
 
この他、【朝日新聞2005年9月12日付夕刊第2面】によると、反対から1名、欠席・棄権から1名(いずれも匿名)が賛成に回る意向を表明した、とか。
これとダブルか、どうか不明ですが、2005年9月13日になって次のニュースが報じられました。
中曽根氏ら11人賛成 郵政法案で旧亀井派
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050913-00000170-kyodo-pol
これによって、賛成に回るのは、
旧亀井派(参院志帥会)で反対票を投じた11人
07狩野安、倉田寛之、大野つや子、柏村武昭、後藤博子、桜井新、魚住汎英 
10中川義雄、中曽根弘文、亀井郁夫(亀井静香氏の実兄)、秋元司

以上で、計21~23人。13 Sep 2005現在で、郵政民営化法案の参院での可決は、ほぼ確実となりました。

【朝日新聞2005年9月12日付夕刊第2面】によると、民主党から1名(神奈川11区で小泉首相の対抗馬として出馬した斉藤つよし氏)が衆院選に立候補して失職した為、自民党から17人の反対が出る場合が否決ラインとなるが、既にこれを下回る状況になり、参院でも郵政民営化法案の採決は確実との由。
 逆に言えば、反対に回った者を除名しても、自公で参院の過半数を維持出来る事が確実になった為、この時点で、自民党所属参院議員で郵政民営化法案に反対した者が除名処分になる事は、ほぼ確定になりました。

参考①:このブログ内の記事「【参考資料】参院で郵政民営化法案に反対・棄権(欠席)した、自民党(当時)議員」
http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/10150358.html
参考②:私は、このブログ内の記事「今回、自公が過半数を獲得したら、郵政民営化法案は成立するのか?…今の私の迷い」(http://blogs.yahoo.co.jp/ubiquitous_budda/9681558.html)で新聞は、衆院選前に反対・欠席・棄権した自民党参院議員全員に新聞などがアンケートをすべきだ、と書きました。恐らく取材はしていたのでしょうが、曖昧だったり回答が得られなかったとしても、その事自体を報道すべきだったと考えています。国民の代表として選ばれた者は、常に自分の意見や態度を(たとえ迷っているとしても、その事自体を)表明すべきものと考えます。